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きみが媚薬(R-18)





「あっ……はぁ、はっ……」
「すごいね、こんななってる……。苦しい? 反町……」

 性欲などないのではないかと錯覚しそうなほど、淡白な様相を崩さなかった冷めた印象の従者。一分の隙もない、秘書としての立ち居振舞い。
 そんな普段の彼の姿など、今は見る影もなかった。
 白い素肌を完璧なまでに隠す、制服紛いの衣装を肌蹴させ、けれども全てを剥ぎ取ったりはしない。下履きだけを完全に取り払った湊吾は、苦しげに主張している男の中心を視線だけで犯した。
 まだ、触れてなんかやらない。
 くすりと小さく残虐に笑った湊吾は、皮を剥いた葡萄の粒を白い肌になぞらせて果汁の道を作り、シルクのきめを汚す甘い道筋を、ゆっくりと舌で辿った。果実と肌のもたらす甘さに酔う。

「ぃ、はっ……」
「ン……おいし……」
「冷…たい……ッ」
「反町が熱いんだよ……」

 葡萄がぬるくなってしまう前に口内へ放り込み、湊吾は美しいラインを描く反町の顎を捕らえた。
 口づけながら果実を噛み潰し、甘露を口移しで流し込んでやる。
 ごくり、と、仰け反る白い喉が鳴った。
 サイドボードに置かれたガラス皿から、またもう一つ葡萄の粒を手に取った湊吾は、充血してやたらに赤くなった男の唇を一旦なぞってそこを湿らせてから、ちゅ……と音を立てて果物のほうへ口づける。
 間接キス。
 そんな子供のようなときめきでさえ、今は淫猥な仕種に変貌してしまう。
 葡萄を摘まんだまま、今度は先に自分の唇を練り絹の肌に滑らせ、平らな胸で桃色に熟れた果実に食らいついた。

「あっ……!」

 尖る飾りを舌先で玩び、果汁を滴らせながら、葡萄の粒を細い脚の隙間へと滑らせる。
 そして、慎ましやかに閉じている蕾へとあてがい、一気に押し込んでやった。

「――っア!」

 断りなく異物を挿入された反町は驚きに背を弓なりに反らせ、ついでに差し込まれた湊吾の指をきつく締め付ける。

「挿入っちゃった、反町」
「やっ……! だ、出して……抜いて下さっ……」

 初めて触れるこの男の体内。それは、おそろしく熱かった。
 力を入れようか抜こうか迷う襞肉の動きが卑猥で、思わず湊吾の喉が鳴る。
 今まで触れてきたどんな女よりも、反町は凄絶にいやらしかった。

「……自分で出せない?」
「む……無理です……」
「そ。じゃあ取り出してあげる……」

 言うが早いか、湊吾は挿入していた指をぐりっと中で回した。呼応して、反町の膝が跳ねる。

「あゥっ」

 かき混ぜるように荒らして、傷をつけぬよう気を付けながら内壁を指でまさぐる。すっかり熱くなった果実を見つけた湊吾はそれを摘まんで、けれども取れない素振りで反町の花襞を苛めた。

「あ、あ……そんっ…な、ぐりぐりしないで下さいっ……!」
「……感じるんだ? 反町ぃ……いつの間にそんないやらしくなっちゃったの? こんなトコロに指入れられて気持ち悦くなるなんてさ……」
「ち、違っ……」

 にちゅっと音を立てて葡萄ごと指を引き抜き、先に従者の体内を堪能した憎たらしい果実を床に捨てた。

「湊吾…さ、ま……」

 切なげに寄せられる美しい眉。
 花びらを置いたかのごとき唇は、熱い呼気を漏らして懊悩に喘いだ。
 触れて貰えず、憐れに震える花芯の先端からとめどなく溢れる透明な蜜を絡め取った湊吾は、そのぬるつきを利用して再び奥孔へと手を伸ばす。
 あっさりと挿入を許す花襞が可愛らしい。

「ぁ、はッ……」
「柔らかくなってきたね」

 異物に反応して潤みぬかるむ内部は、湊吾の節張った指を甘噛みしながら吸い付いてくる。きついくせに柔らかく蕩ける粘膜に、一点丸くしこる箇所があった。
 ようやくそこを探り当てた湊吾は、歓喜が行き過ぎて笑い出しそうになるのをぐっと我慢する。

 見つけた。
 さぁ、鳴いてみせて。
 淫らな姿を、たっぷり見せて。
 俺だけに。

 くっと喉の奥で小さく笑うにおさめ、優しく口づけて――指の腹で反町の性感帯を抉った。

「っ、あゥ……ッ!?」
「ふっ……」

 堪らず漏れる笑い。
 長い時間をかけて慈しんだ花を手折る愉悦に、湊吾は震えた。

「ここ、すごく悦いんだってね。……どんな感じ?」
「イっ……あぁっ、あ!」

 後孔の浅瀬を揉み込むように指を曲げ伸ばししてやれば、反町は固く目を瞑ってかぶりを振った。

「あ、ハっ……し…痺れるっ……」

 浅い位置を執拗に攻め立てて、粘膜に埋もれた淫核を指の腹で何度も往復させてやると、白い脚が面白いくらいに跳ねた。足の甲がぴんと伸び、指が丸まって力が入る。
 いつも冷静な秘書が爪先まで痺れるほどの快感を得ているのだということ、そして、それを与えているのが他でもない自分だと言う事実が、この上なく湊吾を高揚させた。
 灰緑の瞳を持つ料理人に、俎上そじょううおは為すすべなく調理されていく。

「そっ……こ、やめ……っ、おか…しくなッ……」
「なれよ。……理性も思考も、根こそぎ奪ってやる」
「そんなっ……ぃ、いやで……っア!」

 ギリギリでも留まろうとする反町の正気を粉々にするつもりで、湊吾は誘うように上下していた平らな胸に唇を落として薄紅の飾りへ歯を立てた。
 唐突な痛みにすくんだ身体を宥めるように、今度は優しくねっとりと舌を這わす。傷を癒すように舐めて、尖らせた舌先でぷつりと勃ったそれを弾いて弄べば、花びらからは甘い声が上がった。
 唇を肋骨の凹凸へ滑らせ、みぞおちを経て辿り着くへそ。綺麗な穴を舌でくじくと、初めて拒絶の手が伸びてきた。

「いや?」
「身体に……穴を空けられているみたいで、怖いっ……」
「そう。じゃあ、こっち……」

 そのまま唇を滑らせ、淡く柔らかそうな茂みに滴を滴らせている花茎の先端に、そっと舌先を触れさせた。
 予想だにしなかったらしい湊吾の行動に、反町が慌てる。

「あっ……湊吾さま……っ!」

 震える華奢な手で制止をかけてくるが、湊吾は構わず旨そうに見えるそれを口内へと招き入れた。同時に、埋めたままだった指を、前立腺目掛けてくっと曲げてやる。

「ヤっ、あゥ……!」

 舌の上で硬度を増す素直な幹。
 細腰を跳ねさせて喘ぐ反町の、なんと官能的なことか。

「そぅ……だめっ、あ……あぁッ、ひ……!」

 唇で舌で指で、濡れた音をも使って美しい従者を犯す。
 今まで女たちにされて悦かったと思った舌技を用いて、湊吾は反町を徹底的に追い詰めた。

 堕ちてきて。
 さあ。
 高みの見物なんて許さない。

 最も敏感な括れと体内の性感帯を、一時に激しく攻め立てる。
 華奢な腰ががくがくと痙攣し、喘ぎ声と呼吸に余裕がなくなっていた反町は、湊吾の肩に爪を立てシルクのシーツを掴み締め、そしてとうとう陥落した。

「――ッ、ああぁっ……!」

 口蓋に叩きつけられる苦し甘露。
 吐精に合わせて、蕾がきつく締まり肉襞が絡みついてくる。

「ぁ、あっ……ふぅッ……ん」

 卑猥な狭窄を繰り返す内部から指をぬぶっと引き抜き、蟻の門渡りをなぞり上げれば、大袈裟なくらい痩身が跳ねた。その拍子に、湊吾の口から花芯が外れる。

「いやっ……!」
「んん……?」

 手の甲で口を拭いながら身体を起こした主人を目にした反町は、蕩けきった表情を一気に強張らせた。
 それを見て、湊吾は内心舌打ちをする。
 絶頂の余韻を残す淫らなかおを、もっと見ていたかったのに。

「……ん」
「あ……も、申し訳ありませ……」

 シャープな印象の顎を捕らえ、主人の口へ粗相をした謝罪を述べようとする唇を塞いだ。反町の口内へ舌を差し入れた湊吾は、自分の唾液ごと彼自身の精液を流し込んでやる。
 鼻に抜けた独特の臭いと味に、当然驚いた反町は、主人の仕打ちに咄嗟に抵抗した。

「んふゥっ……! ンン……!」

 細腕がのし掛かる身体を押してくる。
 だが、それを許さず湊吾は口を塞ぎ続け、反町の喉が嚥下に鳴るまで深い口づけを解放したりはしなかった。

「……フィードバックしてみた」
「うっ……ぇ……」

 湊吾がふざけて冗談を言っても、反町は端正な顔を歪めているだけである。まぁ、お世話にも美味いとは言えない味なので、その気持ちは察して余りあるし、同時に、女性はよくこんなものを飲み干してくれるものだと感心してしまう湊吾だった。

「反町……ほら、起きて。俺にもしてよ」

 ラフなパンツの前を寛げ、あられなき秘書の姿で既に勃起している肉茎を取り出す。
 胡座をほどかせたような体勢で座った湊吾は、反町の黒髪を一房掴み、有無を言わさぬ力で、けれどもけして痛みを感じない程度に強く引いた。

「あッ……」
「ほら。……して、くれるんでしょ?」
「……、は…い……」

 手綱を引かれた犬のように、反町がふらりと身体を進めてくる。
 花びらを置いたかのような唇の隙間から、艶かしい赤の舌先がちらりと覗いた。



           ◆    ◆   ◆



 一体、どのくらいの時間、この肢体をなぶり続けているのだろう。
 しかし、そろそろやめてやろうという気は、いっかな起きなかった。

「は…ひっ……あ、あゥ……っ」

 欲情して潤んだ瞳。その眦から、つっ……と涙が伝い落ち、こめかみに消える。
 ぐちょぐちょと淫猥極まりない音が響く奥孔は、既に湊吾の長い指を三本、根本付近まで飲み込んでいた。
 そこから溢れる白濁は、反町の口内に射精した湊吾の胤である。今度は嚥下させず自分の手に精を吐き出させた湊吾は、自身の液体のぬるみを利用して再び反町の花襞を蹂躙しにかかったのだった。
 いくら催淫剤もどきが効いているとはいえ、本来受け入れるようにはできていない場所だ。
 いたずらに傷つけたくなかった湊吾は、丹念に執拗に、いたぶりながら準備をする。

「はぁっ……あぁ、ン、やっ……」
「反町、可愛い……」
「ふゥ……っ、ぁあッ、ア……っ!」

 揺れる腰が卑猥だ。
 腹に付きそうなほど勃ちあがっている中心は、湊吾の欲望を舐めている間に反応したものである。
 舌を這わせて深く咥えて、丁寧な口淫に湊吾が吐精する頃には、屹立は透明な蜜を滲ませていた。身体の奥深くに走る疼きに突き動かされ、淫靡に薄い腰を揺らめかせて。

「あぁ、だめ……いや……っ」
「いやじゃないだろ。……な、どうしてほしい?」

 節の目立つ指を三本挿入したまま、手首を使ってぐりゅっと回転させると、胸を尖らせ蜜を溢して、反町が甘く高く鳴く。

「いやぁっ、ま、回さなッ……! ぉ…奥……痒いよぅ……っ」

 かなり理性を失っているらしく、反町が妙に幼い口調で身悶えた。
 身体が柔軟なことは知っているが、股関節が外れてしまうのではないかと思うほど脚を開き、頬も耳も真っ赤に染めて、主人の指を食みながら快感を貪っている従者はまるで別人のようにいやらしい。
 我知らず、湊吾の喉が鳴った。

「奥? 痒いって、どのへんが?」

 内部を傷つけないよう気をつけながら、曲げた指の腹で粘膜を擦りつつ、まるで性器のピストン紛いに抽送する。
 出ていくなとばかりに肉襞が絡みついてくるが、それを振りほどきながら熱い内壁を凌辱した。

「ああぁっ……奥っ、か…痒い……ッ」
「反町?」
「も…もっと入れっ……! 湊…っさ、ま……!」

 細い指で湊吾の節張ったそれを摘んで、己の内部へと招き入れる。それどころか、手に手を添えて強く押し込むような行動に、湊吾は驚きに目を瞠った。
 しかし、いよいよ最奥の疼きに耐えられなくなったらしい反町は、華奢な身体をぶるっと震わせ低く唸る。
 そして、自ら強く押し込んでいた湊吾の手を引き抜いて、弛緩した身体のどこにそんな力が残っていたのかと思えるほどの勢いで上体を起こした。

「ゆび、届かなっ……ッ」
「――!」

 湊吾の視界が、一転した。
 見上げれば、欲情しきった美しい顔。

「も…申しわけ……申し訳ありませっ……」
「反町……!」
「……ぅしわけありません……っ!」

 震える手で湊吾の屹立を掴み、散々に弄られ拓かれた花に押し付けて、反町は自ら腰を下ろしていった。

「あぁ、あ、あー……っ」
 
 吸い付いて、広がり、食みながら、飲み込んでいく。

「ぅ、わ……」
「ンっ……ア、はぁっ……!」

 脚の力が抜けてしまったのか、最後は己の体重で、じゅぶっと根元まで埋め込んでしまう。白い身体が快感に滾って薔薇色に染まり、それでも透き通る喉を仰のかせて反町は歓喜の吐息を吐き出した。
 熱い肉筒のもたらす快感にきつく目を眇めた湊吾は、馴染むのを待たずに突き上げてしまいたくなる衝動を、懸命にこらえる。

「すご……俺の挿入っちゃったよ、反町……」
「あ、ぁ……ッ」

 きついが、信じられないほどに熱かった。
 肉は蠢き卑猥に蠕動し、奥が空洞なことはひどく奇妙な感覚ではあったが、潤滑剤でぬかるむ花襞は断続的に狭窄を繰り返して、湊吾の欲望に絡みついて離さない。挿入だけで小さな絶頂を迎えてしまった反町は、恍惚とした表情で主人に跨がったまま、動きもせずに花茎から蜜を溢れさせていた。
 口許にうっすら笑みを浮かべた湊吾は、水飴をまとわりつかせた芯に手を伸ばし、ぬるみを利用して扱き上げる。

「んヤっ……! あぁ、あ!」
「どしたの。奥、痒いんでしょ? ……ほら、そのままじゃ届かないんじゃない?」

 動いて……と囁き、彼の好きな灰緑の瞳で見上げれば、きゅうと甘く切なげに締め付けてくる蕾。
 目一杯広がって赤く引き攣れてたそこに、自分のものがずっぽりと刺さっている光景と、それによって反町が感じている状況は、湊吾の理性を飛ばすには充分だった。

「動けよ、反町」
「ぁ、はァっ……!」

 淫らな命令を下し、衝動に負けた湊吾は下から腰を突き上げた。数回、強めに内壁を抉ってやる。

「やァ、ンっ……あぁっ!」

 ぴたりと止めてやれば、もどかしげに身体をくねらせて身悶えたが、湊吾がまったく突いてくれる気がないと察したらしい反町は、観念したのかゆっくりと膝を使って腰を揺らし出した。
 ぬちち…ぐぷっ、にゅちゅ…じゅぶっ……と、抜き差しが繰り返されるごとに、卑猥な音がどんどんと濡れていく。

「はァ……あっあぁ……ッ」
「気持ち悦い? 反町……」
「はい……はい……っ」

 いつもの怜悧さはどこだろう。
 黒っぽい不思議な瞳は涙で潤み、白い頬は上気して薄紅。
 淡々とした言葉を紡ぐ唇は今、意味をなさぬ喘ぎを吐き出すのみだ。

 快感に歪む美麗な顔を見ていたい。
 深く繋がっている熱い場所も見たい。
 両方、同時に見ることの叶う体勢はないのだろうか。

 無理矢理に身体を起こした湊吾は、勢いに任せて乗っていた痩躯をベッドへと沈めた。

「……体勢、交代な」
「湊……、ぅアッ」

 細く引き締まった形の良い脚を掴んで、繋がったまま下半身を引っくり返した。
 自分の膝を顔の横に見るかのような体位に、驚きと苦しい体勢に反町が悲鳴じみた声を出して嫌がるが、湊吾はにやりと笑って見下ろす。

「イっ……嫌です、こ…こんなっ……!」
「よく見えて、いいよ」

 愉悦に溶ける泣き顔。
 赤く熟れて自分のものを奥まで飲み込んでいる結合部。
 双方を見つめながら、湊吾はほぼ真上から熱い楔を打ち込んだ。腹側を意識して突けば、押さえつける腿裏にきゅっと力が入るのが判る。

「あ! あ、あーっ……!」
「くっゥ……」

 悦い。
 こんなに気持ち悦いのは、初めてかもしれなかった。
 浅く深く、リズムを刻んで熱い媚肉を愛でる。
 凶暴な欲に愛されて、花襞は悦び絡みついて離すまいと締め付けてきた。
 滴り落ちる反町の蜜には、徐々に白いものが混じり始めており、彼の絶頂が近いことが判る。張り詰める花芯に少しでも触れれば、たちまちに昇りつめて果てるだろう。
 湊吾ももう、そんなに持ちそうにはなかった。

「反町っ……も、出すぞ……ッ」
「ひア……ッ、あぁ、や……っ!」
「全部、飲んで……!」

 引っくり返した身体を下ろしてやり、抱き込むようにして一層スピードを上げた湊吾の動きに、反町が涙を流しながら縋りついてくる。
 耳横でまともに甘い鳴き声を聞く羽目になり、ぎりぎりまで引き伸ばしていた湊吾だったが、最早限界だった。
 長い時間をかけて愛しんだ幼馴染の、その身体の細胞一つ一つまで自分のものだと主張するように、手の届きようもないところへと湊吾は熱い胤を注ぎ込む。

「ん、くっ……」
「あー……っ!」

 一瞬遅れて、腹筋の刻まれる白い腹へと濁った蜜を迸らせた。
 整わぬ呼吸で、愛しい身体に腕を巻きつけ抱きしめる。湊吾の腕の中で、下にいる身体がゆっくりと意識を失ったのを感じていた。



          ◆    ◆    ◆


 するすると掌を滑り落ちる黒髪を弄び、失神している男を見下ろしながら、湊吾は眠くなる頭を必死で回転させていた。

 さて。
 あいつを、どうしてやろうか。
 あの、眼鏡。

 こんなにも乱れる薬をこの秘書に盛って、自分が愉しむつもりだったはずだ。
 反町がそう易々と罠にかかる男ではないことくらい分かっているが、それにしたって赦せない。
 すうっと目を細めた湊吾は、サイドボードに置いてある携帯電話へと手を伸ばした。



end.




プラセボ】こち様への贈呈品。『愛されすぎる~』の続きのテキスト。
確かお誕生日祝いにしたんじゃなかったけか……
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Date:2013/06/01
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Thema:BL小説
Janre:小説・文学

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